白い夢
又、あの夢をみた。
白い夢。
オレはその夢をそう呼んでいた。
いつからだろうか?
幼稚園の時に初めてみた気がする。
カゼで、特に高熱を出したときには必ずみる夢だった。
その夢は真っ白で、白すぎて高さも奥行きも分からない。
空間と言うより世界そのものという感覚だった。
一番近いイメージはドラゴンボールの精神と時の部屋みたいな感じだ。
その中でオレはいつも振動を感じる。
常にじゃない。
奥からなのか?あるいは深くからなのか?よく分からないが白い固まりがオレに近づいてくるのだ。
近くに来るまでは白すぎて周りと同化していて「それ」に気づかない。
近づくとそれ自体のものすごい振動ゆえ気付くのだ。
それはオレの中に入り、あるいは通過していく。
その瞬間おれは振動と一体になり「はっ」と気付くのだ。
気付いてそれを理路整然と体系化することが出来るのに夢から覚めると忘れている。
何かに気付いたこと、いや思い出したこと?そー言った方が近い…
とにかく何かに思い至ったことは覚えているのだが何に気付いたのかは忘れている。
ただその一連のプロセスは心地よくって、時に怖いのだが…
でも毎回真実に触れたような感覚のみ残るのだ。
白い何かがオレを通過するとき、身体の実体は溶けていって、時に手だけが大きく感じられ
振動の中でオレはいなくなるのだ。
その感覚のリアルさ?本当の感覚?みたいな感じと白の広がりのみがすべてになる。
今これを、この夢を文字にしているのは初めての試みで本当から離れないように
オレは寝ぼけた頭で慎重に書き進めている。
熱を出したりカゼを引いたりしていないのにこの夢を見たのは初めてかもしれない…

日記№40