ぷろろーぐ of じゅん旅


   二年間の放浪旅から学んだこと


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23歳の春、オレはついに旅に出た。

なぜ旅に出たかったのか?

理由はよく解らなかったけどいつの頃からかそれが将来の夢になっていた。

中学生くらいの頃からだろうか?

オレは常に漠然とした不安や焦燥感を感じていた。

まるで日々の生活は昨日の繰り返しのようだったからだ。

昨日に似た今日の連続。

そこには楽しさや成長が内包されてはいたが過ぎゆく時間を考えると
日常の中で得られるものがあまりに少なくオレを不安にさせた。

「じゅん、ここでいいのか?これでいいのか?」

内側から湧きおこるこの問いかけがオレを旅へといざなったのだ。

実際に旅に出てみるとそこには「不思議さ」が満ちていた。

ほんの一日、いや数時間、数分ちがっていたら出会えなかった人々がいた。

もしあの日雨が降らなかったら…

もしあのバスに乗っていなかったら…

そんな偶然の連続の中で出会えた風景や人々から多くのインスピレーションと成長をもらった。

オレの自由気ままな放浪はさまざまな出会いを通してその都度進むべき方向を明確に示してくれた。

非日常の中で垣間見た「人生の不思議さ」はきっと日常の中でも常におきているんだと思う。

問題はそこに気ずけるかなのだ。

大切なのは「意識」なのだ。

オレがこの旅を通して学んだことはすでにみんな知っていることなのかもしれない。

この放浪日記を書く事はオレ自身のための確認作業なのだ。

旅からもどりすでにかなりの時間が過ぎていった。

記憶が薄れゆく前にあの時の思いや感動、「経験」から学び得たことを形にしておきたいのだ。

そして、もしオレみたいに「今の自分」に迷ったり漠然とした焦燥感を感じている人がいたなら
ぜひこの放浪記を読んでもらいたい。

あなたの、あなた自身のひとかけらの気ずきのきっかけになったのならば
これほどうれしいことは他にはない